<CO中毒>ホテルの4人を書類送検 山口県警(毎日新聞)

 山口県美祢(みね)市のホテルで1人が死亡、5人が負傷した一酸化炭素(CO)中毒事故で、山口県警は7日、ホテルの総支配人だった北九州市門司区の男性(61)や美祢市のボイラー設置業者(67)ら4人を業務上過失致死傷容疑で山口地検に書類送検した。

 09年6月2日午後5時半ごろ、同市秋芳町の山口秋芳プラザホテル(現在は廃業)で、大阪府高槻市の小学校の修学旅行に同行していた京都府木津川市のカメラマン、川副浩明さん(当時26歳)がCO中毒死。男性教諭(50)や同行の看護師(24)ら5人がCO中毒による重軽傷を負った。県警は原因について、ボイラーの不完全燃焼で高濃度のCOが発生、煙突に金属製のふたがされていたためCOが排気管の亀裂から室内に漏れ出したとしている。

 容疑は、元総支配人について、事故発生前の09年4月18日、客室内を点検中の男性従業員がCO中毒とみられる症状で倒れる被害があったにもかかわらず、原因を調査しなかった▽北九州市門司区の元支配人(55)は、煙突のふたの有無を確認せず漫然とボイラーを稼働した▽ボイラーの保守管理担当の元従業員(62)は、ボイラー内にスポンジ製フィルターを混入させた▽設置業者は排気管をふたがついた煙突につないだ−−とし、これらの複合で事故を引き起こしたとしている。県警によると、元従業員を除き容疑を認めている。【佐野格】

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